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認知症の進行を食い止めるために

認知症や、その前段階の症状を食い止めるための情報をご紹介。認知症の診断・治療におすすめの病院や、認知機能改善に役立つ情報をまとめています。

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ご家族や複数人と一緒に行える工夫・トレーニング

話すイメージ国立長寿医療研究センターの調査で、正しい対策を通して46%の軽度認知障害の方が正常に戻り、14%の方は認知症に進んだという結果が出ています。(※約740人の軽度認知障害(MCI)を抱える方を対象に4年間調査したものよる)

つまり軽度認知障害(MCI)は適切な対策をとることで、改善する可能性がグンとあがります。軽度認知障害のうちに対策をして、認知症に進ませないようにしましょう。

そのためには食生活の改善や運動療法、脳のトレーニングなどを行う必要があります。また周囲が参加し、複数人で行う「回想法」も有効です。

回想法とは?
認知機能にどんな影響があるのか

アメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法のこと。昔の出来事を思い出しながら語ってもらい、聞き手は共感を示します。過去を回想することで、脳内の器官を活発に刺激することができます。また話し手は、話すと同時に聞き手とコミュニケーションを取っているうちに「より正確に伝える」、「相手を楽しませる」などの配慮も自然に生まれるため、さらに脳が活性化されます。

2016年にヨーロッパで、認知機能が低下した241人の高齢者を対象に行った回想法の検証では、記憶だけでなく、行動や精神状態(不安やうつ症状など)も有意に改善することがわかっています。

日本でも国立長寿医療研究センターによる2年間の検証が実施された結果、65歳~86歳の認知機能が改善し、2年後まで効果が持続する可能性があると報告されています。

認知機能を鍛える!
回想法の方法

2種類ある回想法

回想法は以下の2種類に大別されます。

グループ回想法

話し手が複数人に及ぶ方法。6~8人で行うのが一般的で、全員が聞き手であり、話し手です。
何か共通の題目を提示し、ワイワイと語り合ってもらいます。

個人回想法

話し手がひとりのケース。聞き手はひとり~複数人。個人アルバムなどを用意し、よりスムーズに回想が進むよう心がけます。

ご家族で行う際にはグループ回想法の方が、軽度認知障害の方が話し手・聞き手どちらの立場に立っても興味を持って参加できます。

なお、回想法を行う際は以下の点に留意してください。

回想法をする際の注意点

回想法はどんな場所で行うのが良いの?

天気がいい日の屋外

屋外のイメージ屋内とは違った雰囲気で回想法を実践できます。太陽の光を浴びると幸せホルモンと呼ばれる気分や感情をコントロールするセロトニンの合成が活発になり、気持ちがすっきりしてくるので、気分転換にも◎。また外まで歩くことでちょっとした運動にもなりますよ。

落ち着いて話しができる個室

人が大勢いる場所や、ガヤガヤとうるさい場所だと、話がなかなか聞き取りにくくなってしまう人もいます。話し手が落ち着いて話ができるよう、静かな個室で行うのも良いでしょう。

トイレが近くにある場所

屋外・屋内関わらず、トイレが近くにあるところが良いでしょう。認知機能が低下されている方のなかには、トイレにいったことを忘れてしまい「失禁したらどうしよう」という不安な気持ちから、何度もトイレに行く方もいるからです。
安心させてあげるためにも、近くにトイレがある場所を選ぶようにしましょう。

回想法の流れ

  1. 音楽イメージメンバー決定
    本人とその家族に了承を得て、参加するメンバーを決めます。
    決める際はメンバーが取り乱さないようにするために触れられたくない話題や注意点を家族から詳しく聞いておきましょう。
  2. スタッフ決定
    1グループのリーダーとサブリーダーを決め、その他にサポート可能なスタッフを数名決めます。
    スタッフは回想法について知識や技術が必要なので、実施前に流れを確認しておくと良いでしょう。
  3. 回数と日時の決定
    毎回同じ曜日・時間に行います。間が空き過ぎると話した内容を忘れてしまうことがあるので、週に1回が理想。
    長くても2週に1回のペースで8~10回を1クールとして行っていきます。
    話された内容はプライバシーに関わることなので他の人に言わないようにしてください。
  4. 話すテーマを決定
    1クール分すべてのテーマを決めておくとスムーズに進みます。
    季節の風物や行事など、月にあったテーマを設定すると良いでしょう。
  5. 道具または材料を用意
    テーマに沿った音楽や動画、画像や絵画などを準備しましょう。
    音楽なら動揺や歌謡曲。画像や絵画ならスターのプロマイド、風景写真、動画はネット上で無料で利用できる回想法用のものが探しやすくなっています。

大切なのは
他の改善法も取り入れつつ
対策を「続ける」こと

軽度認知障害(MCI)から認知症への進行を食い止め、軽度認知障害を改善へと導くには、回想法をはじめとした対策を続けることが大切です。また脳だけでなく身体へ色んな刺激を与えることが大切なので、回想法だけでなく、食事や運動も同時に実施した方がより改善する可能性が高くなります。

このサイトでは、認知機能が改善された成分や、軽度認知障害の方に良いとされる改善方法を他にも紹介しています。ぜひ記事をお読みになって、実践してみてくださいね。

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