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認知症の進行を食い止めるために

認知症や、その前段階の症状を食い止めるための情報をご紹介。認知症の診断・治療におすすめの病院や、認知機能改善に役立つ情報をまとめています。

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記憶障害 4つのタイプ

軽度認知障害(MCI)は以下の5要素のいずれか、あるいは組み合わせによって4タイプに分類されていきます。

  • 記憶障害…物忘れなど
  • 失語障害…話す、書く、理解するなど言語能力の衰え
  • 失認障害…五感認知力の衰え
  • 失行障害…今まで日常的に行ってきた動作が行えなくなる
  • 実行機能障害…計画の立案や実行が難しくなる

タイプは「記憶障害のみ」「記憶障害+他の障害あり」「記憶障害なし、他の障害1つのみあり」「記憶障害なし、他の障害複数あり」に分けられます。

[注1]特集 軽度認知障害 その概念と症状を理解する.2016 Aug;5-7(https://www.credentials.jp/sample/sample1608.pdf

タイプ1:記憶障害のみ
(健忘型MCI・単領域障害)

軽度認知障害(MCI)を持つ人の中でも、最も多くみられるタイプです。「物忘れがひどい」、「人の名前が思い出せない」、「直近の出来事が思い出せない」などの症状があり、
病院へ受診することとなります。しかし、他の認知機能に問題はありません。

放置しておくと、人の名前や過去の記憶の喪失、着衣がうまくできないアルツハイマー型認知症へ進行するリスクがあります。

タイプ2:記憶障害以外にも
何らかの障害あり
(健忘型MCI・他領域障害)

記憶障害があるだけでなく、失語/失認/失行/実行機能いずれかの障害も認められる場合。
複数機能の低下が現れている場合もあります。

放置しておくと、アルツハイマー型認知症、言動が別人のようになる脳血管性認知症に移行するリスクがあります。

タイプ3:記憶障害はないが、
他の障害がひとつ
(非健忘型MCI・他領域障害)

記憶障害はなく、物忘れなどを周囲から指摘されたことはない…、
しかし失語/失認/失行/実行機能のいずれかに問題があり、病院を受診したという人が、このタイプに当てはまります。

放置しておくと、同じ言語や行動を繰り返す前頭側頭系認知症に移行するリスクがあります。

タイプ4:記憶障害はないが、
他の障害が多い
(非健忘型MCI・他領域障害)

このタイプも記憶障害は見られません。しかし失語/失認/失行/実行機能に問題があり、しかも複数の障害が見えています。

放置しておくと、重度になると寝たきりになってしまうレビー小体型認知症か、脳血管性認知症へ移行するリスクがあります。

軽度認知障害(MCI)を放置すると…

1年で12%、4年で50%が認知症へと進行

いかがでしょうか?ひと口に軽度認知障害(MCI)と言っても、いくつかのタイプがあることがおわかりいただけたのではないかと思います。

それぞれの軽度認知障害を放置しておくと、1年で12%、4年で50%が異なるタイプの認知症へと進行していきます。

[注2]"認知症「前段階」、半数は回復…高齢者4年間追跡調査".yomiDr.https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170607-OYTET50009/, (参照 2018-04-11).

認知症は種類により、現れる症状が異なります。
単なる重度の物忘れだけでなく、妄想や幻視、異常行動が現れることも…。

なぜ症状が異なってでるかと言うと脳内でもダメージが蓄積されている部位が違うためです。
脳内には記憶を司る部分があったり、視覚を司る部分があったりと、働きはさまざま。どの部分に悪影響が及んでいるかによって認知症の種類にも差が出て、対処法も変わってくるというわけです。

早く適切な対策をすれば、軽度認知障害(MCI)は44%改善できる

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)は、早期発見が大切。少しでも「最近、おかしいぞ」と感じることがあれば、病院で検査を受けましょう。

もし軽度認知障害と診断されたら、認知症へと進行しないために少しでも早く適切な対策をしていくことが重要。

なぜなら軽度認知障害は「バランスの良い食事と適度な運動をする」「認知機能に良い成分を取り入れた食事と本人が楽しめる脳トレをする」など、適切な対策をとれば最大44%改善できるというデータがでているからです。[注2]

軽度認知障害と診断されても諦めずに、認知機能を改善させる対策をとっていきましょう。

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