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認知症の進行を食い止めるために

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「認知症でも性格は昔の母のまま」|軽度認知障害(MCI)体験談

母自身が自覚していた?軽度認知障害(MCI)の段階

母の言動に初めて違和感を覚えたのは、母が60歳を過ぎたころでした。もともと子供っぽい性格の母なのですが、より子供っぽさが強調される瞬間が何度もあったのです。 ただ、一般にイメージする認知症のような症状とは異なっていたため、そのまま気にせず、お互いにいつも通りの生活を送っていました。性格は昔の母のままでした。 母が70代に入ったころ、私は、母の記憶力や頭の回転がやや悪くなってきたことに気付きました。母自身も「最近、物忘れが多いのよ。ボケボケだよ」と言い、自分の異変を自覚していたようです。一方で、依然として性格は昔の母のままでした。 今思えば、この段階が軽度認知障害(MCI)だったのかも知れません。

認知症の症状があるのに頭の回転は速い。そんなことはあるの?

その後、母の記憶障害、認知障害は少しずつ進行。イメージするような典型的な認知症の症状も、時折、目にするようになっていきました。

そこで私は、認知症かどうかを判断するために、ネットで調べた長谷川式なるものを母に試してみました。ところが母には、まったく認知症という判定が出ません。 それどころか、難しい計算を始め、頭を使うさまざまな難しいテストも難なく正解。どのテストをやっても、私よりも高得点を取ってしまったのです。

でも、母は明らかに認知症と同じ症状が出ていました。どうしたら良いのか分からず、私は母を連れて病院を受診させることにしたのです。

職人先生のおかげでショックが和らいだ

病院で対応してくれた先生は、とても明るい感じの方。母に認知症の疑いがあることを告げると、「認知症の人ってね、お母さんとは違って小ぎれいじゃないんですよ。アーハッハッハ! 本当に認知症? なかなかお母さん、シッポを出さないタイプだな?アーハッハッハ!」という感じの先生でした。

でも先生は、最初の問診の段階で、きっと母が認知症であることを察していたことでしょう。検査を受けた結果、やはりアルツハイマー型認知症と判定されました。

その後の先生の対応は早いこと早いこと。判定結果を見た直後、先生は「よし!アルツは放っておくとどんどん進行してしまうぞ!お母さん、すぐにデイサービスに行って!娘さん、すぐに市役所で介護保険の手続き!僕もすぐに意見書を書くから!」と。

先生の決断力と行動力に圧倒され、私たちは判定結果にふさぎ込む暇もありませんでした。 認知症を告知される本人と家族。どちらにもショックを与えない告知ができる、とても素晴らしい先生だったと思います。これぞ職人先生ですね。先生には本当に感謝しています。

認知症は進んだものの性格は昔の母のまま

母が認知症と判定されて以来、ずいぶん時間がたちました。現在の母は、かなり認知症の症状が進んでいます。 ただし、認知症が進んで「別人に変わってしまった」のではなく、「昔の母の性格が暴走してしまった」という感じです。昔の母からの連続性があるため、いったい、どこから認知症が始まったのかラインを引くことができません。昔のままと言えば、昔のままです。そんなタイプの認知症もあるんですね。

いずれにしても、母が認知症であることは確か。最後まで母には元気で暮らしてもらうために、一生懸命介護に励みたいと思います。

特にアルツハイマー型認知症の場合、性格が逆転するように変わってしまう人もいる一方で、本来持っている性格が強く出てしまうという人もいます。お母様の場合も、後者のタイプの認知症なのかも知れませんね。

このサイトでは、軽度認知障害(MCI)の改善に良いとされている食事、成分、運動などについて、さまざまな角度からご紹介しています。認知症のお悩みを持つ方々に、何らかのお役に立てると幸いです。

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