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認知症の進行を食い止めるために

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「楽しい思い出をたくさん残したい」|軽度認知障害(MCI)体験談

母の物覚えが悪くなったのは5年前

母の物覚えが悪くなったと感じたのは、今から5年前。まだ認知症というほどではなかったので、軽度認知障害(MCI)の段階だったのだと思います。 しかしその後、少しずつ母の言動に違和感が出るようになってきました。今から3年前には、病院で認知症と診断され、以後、現在まで3年にわたり、娘である私が母の介護をしています。 ちなみに母の認知症の原因は、20年前に受けた頭の手術。手術を受けたあたりの脳の委縮が特に激しいそうです。

介護すると決意したものの、喧嘩ばかりする毎日

もともと母と私の関係は、あまり良好ではありませんでした。会話もほとんどなく、互いに近くにいることをストレスに思っていた感があります。

それでも介護をする者が私しかいない以上は、私がなんとかするしかありません。仕方なく介護を決意した感じでした。

その後、母の認知症は日増しに悪化。母の問題行動の後始末をやっているのが私なのに、いつも母は私に暴言を吐いてきます。私は耐えられず、いつも母の暴言に応戦していました。 介護をすると決意したものの、やっていることは口喧嘩ばかり。まったく介護になっていなかったことを、今となっては反省しています。

なるべく二人でできることを一緒に楽しんでやった

毎日の生活にストレスを感じていた私は、気分転換のつもりで近所の体操教室に参加。そこで知り合った在宅介護支援センターの方に、いろいろなアドバイスを受けました。

また、図書館でたまたま目にした本で「正しく対応することが認知症の状態を改善させる前提」であることを知りました。認知症の人には、普通の人とは違う対応が必要だそうです。恥ずかしながら、そんな基本すら、その時はじめて知った感じでした。

以後は、母に自然体でいてもらうように意識して生活。決して無理強いはせず、気分が乗っているときにだけ家事を手伝ってもらうようにしました。また、お互いに時間が空いているときには、できるだけ二人でできるもの(トランプ、卓球、外出など)をやるよう心がけました。

私の健康こそ、母の命を守るための前提

デイサービスはまだ良いのですが、ショートステイに行かせるときは、とても大変です。母は自分に認知障害があることを自覚できないため、1人でも安全に自宅にいられる、と思い込んでいるのです。 「家に1人でいても大丈夫なのに、なんで泊まりに行かせるんだ!首吊って死んでやるか!」といった具合に、とにかく母はショートステイを嫌がります。

そんな毎日を送っていたら、なぜか以前のようなストレスを感じなくなってきました。むしろ母といる時が、楽しくさえ感じるようになったのです。

母との楽しい思い出をたくさん作ることが私の介護

母の介護を始め、はや3年がたちました。薬の力もありますが、周りの方々からのサポートもあったおかげで、母の状態はとても安定しています。そんな今の時間を、私は幸せだなと感じています。

主治医からは「何年か先に、お母さんはあなたの顔も名前も分からなくなるよ」と断言されていますが、今の母と私にとって、先のことは大事ではありません。 小さなことでも良いので、毎日、母との楽しい思い出をたくさん作ることが何より大事。それが今の私の介護です。

楽しさ、笑い、幸福感は、あるホルモンの分泌量に変化をもたらし、認知症予防や認知症ケアに役立つことがあるようです(※)。娘さんが楽しいと感じている瞬間は、きっとお母様も楽しいと感じているはず。お母様の状態が安定しているのは、娘さんが楽しんで介護をしているからかもしれませんね。

このサイトでは、軽度認知障害(MCI)の改善に良いとされている食事、成分、運動などについて、さまざまな角度からご紹介しています。認知症のお悩みを持つ方々に、何らかのお役に立てると幸いです。

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