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認知症の進行を食い止めるために

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「ゴミ奉行」と呼ばれた父が…

「ゴミ奉行」と呼ばれていた父、
ゴミ出しが雑に…

もうすぐ85歳になる父。79歳の母はアルツハイマー型認知症で通院中。お父さんの方が年上だけど、言動はしっかりしているから大丈夫だと思っていました。

家族のなかでお父さんはゴミ出し担当で、分別もキッチリしてくれます。
可燃ゴミにダンボールが入っていると、「ちゃんと資源ゴミとして出せ」とハッキリ言ってくれます。

しかしここ最近…ゴミ奉行を発揮していたお父さんに変化が。
不燃ゴミの日に資源ゴミがでていたり、可燃ゴミの日に不燃ゴミがでていたりして、いつものお父さんならあり得ない間違いをすることが増えてきました。
間違って出したゴミを持って帰って、違うよと言うと「出しとけば良いんだよ。燃やそうと思えば燃やせるんだから!」と開き直ることも…。

この時は「もう年が年だしな…」としか思っていませんでした。

認知症ではなかったけど…

ゴミ出しのミスが多くなって見かねたため、お母さんがいつも診てもらっている先生に、お父さんを診てもらいました。
認知症ではありませんよと言われた時は正直言ってホッとしましたが、「軽度認知障害(MCI)」という診断結果を聞いて「もしお父さんもこのまま進行して認知症になったら…」と思うと、不安で押しつぶされそうでした。

軽度認知障害と診断結果を受けた当の本人が意外と明るかったのが救い。自分にも症状が出ているのに、お母さんのことを心配し、一緒にお母さんの面倒を見ようなと言う父が頼もしかったです。

「どうやれば良いのかわからなくなった」
危うく火事に!

コンビニで売ってるプラスチック製のカップに入ったうどんがありますよね。
レンジで温める用なんですけど…お父さん、やってしまいました。なんと直火にかけちゃったんです。もちろん燃えてカップの底が抜けました。

私がたまたまその場に居合わせたから良かったんですけど、私がいなかったらカップだけじゃなくって家ごと燃えていたのではと思うと…ゾッとします。

お父さんいわく、「どうすれば良いのか、わからなくなっちゃったんだよ」と言っていました。
そう、わからなくなったのね…。この時ばかりは頭を抱えてしまいました。

家族としてできること

父親_イメージお正月の特番でやっていた旅番組を見て、お父さんがお母さんに突然「明日から歩く練習をするように!9月には北海道に行こう!」と言い出しました。

私とお母さんは思わず目が点。いやいや。お母さんは椅子にやっと立ち上がれて、トイレまで壁を手でつたいながら歩いていくのがやっとなのに!
こんな感じでお母さんとお父さんは、「本気なの!?」と思うようなことを突然言い出します。

介護をする側として大切なのは、彼らのストーリーを受け流す力と、そのストーリーにうまくのっかる演技力だと思います。一つ一つ本気に捉えていたら、身が持たないので…。

あと私が大切にしているのは、本人のやる気があれば、やりたいことを取り上げないこと。お父さんの症状は進行しているけど、お母さんに比べてゆっくりなのは、お父さんが家事を率先してやってくれているからだろうなって思うんです。

お母さんが全く家事ができない状態になる前から、お父さんは家事やゴミ出しを担当してくれています。
家事はお父さん本人にとっては全く苦になってなく、むしろ楽しんでるみたい。一度私がやろうかって言ったら「オレにはオレの洗い方と干し方があるから、自分でやる」「慣れた順番を変えると、ものすごいストレスになる」とのこと。
私はあまり口や手を出さないように、お父さんのやる気が続く限り、現役続行して貰おうと思います。

家族としてできる心構え、とても参考になりますね。軽度認知障害(MCI)と診断されたお父様が積極的に家事をされ、それをご家族が見守るという距離感が大切だと思います。

というのも、お父様やご家族の方がされているように、軽度認知障害は早めに対策をすることが重要だからです。適切な対策をとることで軽度認知障害が改善する可能性は最大44%あるので、これからも家事を続けていただきたいですね。

当サイト「MCIナビ」では、改善に効果があるとされる成分を含んだ食事内容や、運動療法などの対策を広くご紹介しています。ぜひ取り入れやすいものから実践してみてください。

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