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「血糖値管理ができない糖尿病の母」|軽度認知障害(MCI)体験談

糖尿病をきっかけに軽度認知障害(MCI)を発症

重度の認知症に比べれば、うちの母は軽度認知障害(MCI)と軽度の認知症の間くらいなので、まだ良いほうでしょう。 ただ軽度とは言え、それが命に関わるものだとしたらならば、決して簡単な話では済まされません。

実は私の母は、糖尿病をきっかけに認知障害を発症しました。認知障害の症状は軽度ですが、時々もの忘れが激しく、また、言っても言うことをきかないことがあるため、血糖値の管理を自分でやることができません。

ご存知の方も多いとは思いますが、糖尿病患者が血糖値管理をできなくなると命に関わります。認知障害のため血糖値管理ができない以上、母の状態は「軽い物忘れ」では済まされない話なのです。

認知症のため血糖値管理を覚えることができない

母の住まいは近隣にあるため、週に何度か、朝の8時くらいに家を訪ねることがあります。 まだ寝ているかなと思いながら寝室を覗くと、母は寝室にはおらず。探してみると、キッチンの片隅で一人、ご飯をたくさん食べているという光景を何度か目にしました。

糖尿病患者がご飯をたくさん食べることは、非常に危険です。そのことを何度も母に伝えたのですが、馬耳東風。ほとんど改善される様子がありませんでした。いくら言っても「ご飯をたくさん食べるのは危険」を、きちんと覚えることができないのです。

命の危険がある以上は、私が母の食事を見張るしかありません。最初に野菜を食べる、次におかずを食べる、最後に少量のご飯を食べる、と細かく指図しながら食事をさせるしかありませんでした。 時に母から「いちいち、うるさい!」と怒られることもありましたが、仕方ありません。甘んじて母の怒りを受け止めながら、いちいち食事の順番と量を指示しました。

母の3食を徹底して見守ることに

母の3食をしっかりと見守る生活をしばらく続けた結果、病院での検査では血糖値が大幅に改善。主治医からも「このまま頑張って食事管理を徹底してください」と言われました。

ところが、母の血糖値が改善したのは良いことなのですが、逆に私のほうが疲れて体調を壊すことに。生まれて初めて、介護疲れを経験することになりました。

私が倒れてしまっては、母の食事管理を十分に行うことはできません。母の命を守るためには、私自身が楽になることが大切。そう考えた私は、母をデイサービスやショートステイに行かせることを決意。以来、私の体はとても楽になり、母の食事管理も無理なくできるようになりました。

私の健康こそ、母の命を守るための前提

デイサービスはまだ良いのですが、ショートステイに行かせるときは、とても大変です。母は自分に認知障害があることを自覚できないため、1人でも安全に自宅にいられる、と思い込んでいるのです。 「家に1人でいても大丈夫なのに、なんで泊まりに行かせるんだ!首吊って死んでやるか!」といった具合に、とにかく母はショートステイを嫌がります。

でも、母を糖尿病で失わないようにするためには、私の健康が前提です。いつまで続く生活か分かりませんが、母の命を守るために、続けられる限り今の生活を続けていくつもりです。

残念な話ですが、いわゆる老老介護になると、介護される側よりも介護する側が先に倒れて逝ってしまう、というケースも見られます。それだけ介護は大変なのです。 自分の健康を守ることこそ介護の大前提。介護者の健康こそ、被介護者の健康を守ることにもなるのです。大変だと思いますが、今の意志を貫いて、大切なお母さまの命を守ってください。

このサイトでは、軽度認知障害(MCI)の改善に良いとされている食事、成分、運動などについて、さまざまな角度からご紹介しています。認知症のお悩みを持つ方々に、何らかのお役に立てると幸いです。

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