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60代の軽度認知障害、認知症への移行率や対処法について

人間はだいたい60代を境目に、記憶力が低下していきます。加齢による物忘れはだれしもに起こる正常な現象ですが、単なる物忘れだと思っていたものは、もしかすると軽度認知障害や認知症かもしれません。ここでは、加齢による物忘れと軽度認知障害の違いや、その原因、対処法などについて紹介します。

正常な物忘れと軽度認知障害の見分け方

軽度認知障害かどうかをチェックするにあたって、加齢による正常な物忘れとの違いを理解しておくことが大切です。正常な物忘れと、軽度認知障害の症状の違いを見てみましょう。

物忘れと軽度認知障害の違いとは

軽度認知障害が原因の物忘れは、認知症と同じような症状の出方をします。加齢による物忘れは、起きた出来事の一部を忘れてしまう現象です。例えば、「最近観た映画の内容を忘れてしまう」などが挙げられます。いっぽう認知症による物忘れは、起きた出来事自体を忘れてしまうという症状です。「映画を見たこと自体を忘れてしまう」という現象が起こります。

加齢による正常な物忘れの場合は、時間が立ったり場面が変わったりすると、忘れていた内容をふと思い出すことができます。また、軽度認知障害の場合は、自分が何かを忘れているという自覚があります。認知症による物忘れの場合、自分が忘れてしまっていること自体がわからなくなります。

以前では「自分が物忘れをしている自覚があるうちは正常」だとされていました。しかし現在では「軽度認知障害の可能性もあるため注意する必要がある」という認識になってきています。

物忘れの原因と軽度認知障害の原因の違いについて

単なる物忘れは加齢による脳機能の老化によるものであり、年齢を重ねると誰しもが経験するごく正常な現象です。いっぽう、軽度認知障害は、アルツハイマー病や脳血管性認知症など、認知症となる脳への影響によって起こります。

高齢者の認知症はアルツハイマー型認知症が多いですが、若年層では逆に脳血管性認知症が多いことが特徴です。60代の軽度認知障害や認知症の症状は、原因をしっかり診断して対処していく必要があります。

軽度認知障害の対処法とは

軽度認知障害から認知症へ移行する確率は、5年で40%と言われています。ただし、軽度認知障害の段階では、適切な対処をすることによって健常者と同じレベルへ脳機能を回復させることも可能です。軽度認知障害を早期の段階で発見して対処することは、同時に認知症の予防にもつながります。

生活習慣を改善する

高血圧の症状や、肥満などがある場合、認知症になるリスクが高まると言われています。また、糖尿病などの生活習慣病も、将来認知症になる可能性を上げてしまう要因です。

正しい食生活を送ったり、適度な運動をする習慣をつけたりすることは、軽度認知障害の改善や認知症の予防につながります。また、その他の疾患も同時に防ぐことができるため、総合的に健康的な生活を目指すことも可能です。

脳機能のトレーニングをおこなう

日記を付ける、同時に複数の作業をおこなう、将棋や囲碁などのゲームをするなどの行動は、頭を働かせることによって脳機能を鍛える効果があります。また、あまり人と会話をすることがなくなると、脳機能を落とす原因にもなります。人と積極的に関わってコミュニケーションをとることも大切です。

今のところ、こうすれば認知症を100%予防できるという方法はありません。しかし最近の研究から、認知症の発症にはいくつかの危険因子がかかわっていることがわかってきました。危険因子のなかには、加齢や遺伝的要因といった避けられないものもありますが、多くの因子はライフスタイルを見直すことで減らすことができます。日々の生活のなかで危険因子を減らすことが認知症の発症を防ぐことにつながるということです。

引用:「ウルトラ図解 認知症 予防・治療から介護まで、知っておきたい最新知識」p.58
監修:国立大学法人 東京医科歯科大学脳統合機能研究センター認知症研究部門 特任教授 朝田隆

軽度認知障害とプラズマローゲンの関係について

認知症になると、一般的に薬物療法やリハビリテーションなどの非薬物療法などの治療をおこないます。完治が難しいと言われている認知症になることを避けるため、サプリメントなどを摂取して予防している人も多いです。

脳にいいと言われているサプリメントで有名なものは、イチョウ葉由来のものや青魚由来のもの(DHA)などが挙げられます。これらは物忘れなどの脳機能にいいと言われていましたが、認知症自体を改善させる効果まではないとされていました。

そこで近年注目されているのは、認知症自体へのアプローチが期待される「プラズマローゲン」という成分を摂取できるサプリメントです。

プラズマローゲンとは、体内に元からあるリン脂質という物質の一種です。私たち生物は活動したり思考して脳を動かしたりするたび、細胞が酸化していきます。この酸化と言うのは老化と同じ意味で、生存活動を行っている限り細胞の老化は完全には避けられません。プラズマローゲンには、神経細胞の酸化を抑制する「抗酸化作用」という効果があり、これを摂取することによって認知症へアプローチする方法が注目を浴びています。

実際にプラズマローゲンを経口摂取して認知機能テストをおこなうという研究では、摂取した人に認知機能の改善効果が認められたという結果が出ています。また、アルツハイマー型認知症の脳は健常者の脳に比べて、プラズマローゲンが30%少ないという報告もなされています。

プラズマローゲンは加齢により減少していきますが、その他にも脳ストレスなどが減少する原因として挙げられます。脳への過度のストレスは、認知症になるリスクが高まる要因です。プラズマローゲンには脳疲労を軽減させる効果もあるため、積極的に取り入れておくことで認知症予防にもつながります。

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