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30代の軽度認知障害、若年性認知症・健忘症について

何となく物忘れが続いていたとしても、「疲れのせい」や「寝不足のせい」など、あまり気にとめないことも多いですよね。働き盛りの30代なら特に、物忘れなどの症状は見落としてしまいがちです。「おかしいな」と感じたら、軽度認知障害や若年性認知症の可能性についても疑ってみましょう。ここでは、30代の軽度認知障害・若年性認知症について紹介します。

30代の軽度認知障害はどんな病気なのか

単なる物忘れだと思っていても、実はそれが軽度認知障害(MCI)という症状である可能性があります。軽度認知障害とは、アルツハイマー型認知症の前段階です。認知症と同じく、軽度認知障害になるのも高齢者になってからと思ってしまいがちですが、近年では30代から40代の若い世代で発症してしまうことが増えています。

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβペプチドという老廃物が蓄積され、神経細胞を壊していくことによって起こります。アミロイドβペプチドは若い時からでも作られている物質ですが、本来は排出されていく物質です。しかし、加齢によって排出されにくくなり、どんどん蓄積されていきます。そうやって蓄積量が臨界点を越えると、認知症の発症が起こります。

アミロイドβペプチドの排出が滞る原因は、加齢だけではありません。体の疲れやストレスなど、様々な要因によっても排出されにくくなってしまいます。30代は20代のころよりも、社会的な責任が上がったり、家庭内での役割が重要になったりしがちな年代です。「仕事がとても忙しい」や、「家事・育児に追われている」など、様々なストレスが発生してしまいます。そういったストレスの蓄積が、軽度認知障害の要因になることもあります。

また、仕事内容や家事の内容が定番化して、あまり考えることなく同じ作業がルーティン化してしまっている場合も注意が必要です。30代頃になると若いころよりも要領を得て作業ができるようになってくるため、楽になる半面、脳への刺激が減少してしまいます。脳への刺激が少なくなることも、認知機能が低下する原因の一つです。

ビジネスマンの忙しさと脳への影響について

睡眠時間が少なくなっている場合

仕事が忙しいなどの理由により、睡眠時間が短くなったり、眠りが浅くなったりしてしまいがちです。また、女性の場合は、仕事に加えて家事や育児を負担することも多く、女性特有のホルモンの影響もあいまって、深い睡眠が取りにくくなるとされています。アミロイドβペプチドは、深い睡眠状態の間に多く排出される物質です。そのため、睡眠状態が悪いとアミロイドβペプチドが蓄積されやすくなってしまいます。

また、睡眠不足は抑うつ状態を招き、認知機能が落ちていきます。そのため、記憶力などに支障をきたし、仕事などに対するやる気やパフォーマンスが低下してしまいます。そうなると、仕事がうまくいかない、ストレスがたまる、眠れない…といった悪循環に陥ってしまいがちです。まだはっきりとしていませんが、慢性的な不眠症になると、将来認知症になるリスクが高まるという研究報告もあります。

運動をする習慣がなくなっている場合

仕事が忙しいと、運動をするための時間と言うものがなかなかとれなくなってきます。体を積極的に動かさなければ、身体や脳の血流が低下し、認知機能へ影響を及ぼしやすくなります。また、デスクワーク中心の仕事の場合、脚の筋肉が衰えがちです。脚、とくに太ももの大きな筋肉は、体中に血液を送るポンプのような役割を果たしています。太ももの筋肉が衰えると、体全体の血流低下を招いてしまうので注意が必要です。

運動中は、筋肉の細胞から「イリシン」というホルモンが分泌されます。イリシンには、脳の神経細胞を活性化させる「BDNF(脳由来神経細胞因子)」という物質を増やす作用があり、アルツハイマー病では、このBDNFが不足していることがわかっています。運動によってイリシンが増えれば、脳の働きも活性化し、認知症予防につながると考えられます。

引用:「ウルトラ図解 認知症 予防・治療から介護まで、知っておきたい最新知識」p.64
監修:国立大学法人 東京医科歯科大学脳統合機能研究センター認知症研究部門 特任教授 朝田隆

軽度認知障害とプラズマローゲンの関係について

認知症への治療としては、薬物療法やリハビリなどの非薬物療法という方法が一般的です。治療を受ける前の段階として、脳の記憶などにいいサプリメントなどもよく用いられています。

これまで、認知症対策のサプリメントでは、イチョウ葉由来のものや、青魚由来のもの(DHA)などがよく使われていました。脳の活性化や物忘れ防止にいいと言われていましたが、認知症改善効果までは見られないとされています。

しかし近年では、プラズマローゲンという物質を摂取できるサプリメントが、認知症への効果が期待できるとして注目を浴びているのです。

プラズマローゲンとは、リン脂質の一種で、私たち人間をはじめとした動物の体内にもとからある物質です。生物は、生存活動をしている限り、必ず細胞に酸化という名の老化が起こります。脳神経の細胞が老化・劣化してしまうことも、脳機能を落としてしまう原因です。プラズマローゲンには、細胞の酸化を抑制する抗酸化作用があります。

プラズマローゲンを経口摂取するテストをおこなったところ、認知機能の改善効果が認められたという結果が出ています。また、アルツハイマー病の患者は、健常者の脳に比べてプラズマローゲンが30%少ないとされているのです。そのため、プラズマローゲンを多く保持しておくことが、認知症対策につながると言われています。

加齢や生活ストレスなどによって減少していくプラズマローゲンですが、サプリメントなどによって摂取し、減少量を補うという療法に注目が集まっています。脳ストレスを軽減させる効果があるため、脳疲労の多い現代人におすすめのサプリメントです。

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